日帰り手術イメージ

志木整形外科では、外来手術室を完備しており、予約制で日帰り手術を行っております。日帰り手術は、短時間にできる簡単な手術という意味ではありません。麻酔方法・手術技術の発展・進歩により、様々な面で患者さんの負担を減らした手術が「日帰り手術」です。手術後は数時間の安静の後、手の手術の場合は歩いて、足の手術の場合は松葉杖などでご帰宅できる治療になります。

手術の流れについて説明いたします。
手術はすべて伝達麻酔または局所麻酔下にて行います。伝達麻酔とは、首のよこ、脇の下、肘、手関節などにある神経に麻酔薬を注入して行う麻酔法です。当クリニックでは、エコーを見ながら行うため、安全で確実な麻酔効果を得ることが出来ます。どのような麻酔方法・手術においても、当クリニックでは患者さんへのお声がけを適宜させていただき、リラックスして手術を受けて頂けるよう心がけております。どうぞご安心ください。

日帰り手術のメリット

日常生活への負担を最小限に軽減

手術と言えば入院が必要になることが多いですが、そうなれば仕事や学校をお休みしなくてはいけません。その前の準備や退院後のフォローも合わせると、入院しての手術というのは患者さんにとって負担の大きいものです。日帰り手術の場合には、当日にご自宅へ帰ることができ、デスクワークなどであれば手術の翌日か2日後には復帰していただけますので、そうした生活への負担を最小限に抑えることができます。

身体への負担を軽減

当クリニックでは経験豊富な整形外科専門医、手外科専門医による手術を提供しております。低侵襲な術式や、局所麻酔・伝達麻酔などで患者さんの身体への負担をできるだけ少なくし、手術時の合併症のリスクを小さくします。また術後の日常生活への復帰も早くできるよう心掛けております。

経済的な負担軽減

日帰り手術では入院をしないため、経済的にも負担が少なく済みます。また民間の保険に加入している場合には、日帰り手術でも給付金が下りる場合がありますので、ご契約されている保険会社にご確認下さい。さらに費用を抑えられる可能性があります。

当クリニックで対応できる疾患

  • 手根管症候群
  • 肘部管症候群
  • 腱鞘炎(ばね指、ドケルバン腱鞘炎)
  • デュピュイトラン拘縮
  • 靭帯損傷・断裂
  • 軟部腫瘍・ガングリオン
  • 橈骨遠位端骨折・尺骨遠位端骨折
  • 手指骨折・脱臼
  • など

なお、当クリニックで対応できない疾患や全身麻酔が望ましい場合には、適切な連携先の医療機関へご紹介させていただきます。

日帰り手術の流れ

1. 診察・治療方針の決定
まずは外来を受診ください。医師が患者さんの症状をお伺いの上、検査も合わせて正確な診断を行います。その診断から、患者さんにとって最適な治療方針を決めていきます。治療方針はしっかりと話し合ったうえで決定いたします。
2. 手術のご予約
日帰り手術の日程を決めます。術前、術後に関して、手術における注意事項などを詳しく丁寧にご説明させていただき、日帰り手術のスケジュールを決定いたします。
3. 手術前の検査・当日の説明
手術に必要な血液検査やレントゲン検査を行います。また麻酔法・手術法については、手術・検査に関する説明書・同意書を用いて説明させていただきます。控えをお渡ししますので手術当日にお持ち下さい。なお、薬や食べ物などのアレルギーのある方は、かならずお申し出下さい。
4. 手術当日
  • 承諾書の控えをお預かりします。
  • 手術前にトイレを済ませていただき、手術の内容や部位を確認します。
  • 体調をお伺いし、血圧などを測定します。
  • 抗生物質の点滴を始めます。
  • 局所麻酔または伝達麻酔を行います。
  • 麻酔が十分に効いていることを確認した上で、手術の準備を開始します。
  • 手術を行います。当クリニックでは、患者さんに出来るだけリラックスしていただけるよう、音楽を聴いていただくことが可能です。必要に応じて、手術後にシーネ固定やレントゲン撮影を行います。
  • 手術内容や手術後の注意点などを説明させていただきます。
  • 血圧などを測定し、問題がないことを確認した上で帰宅していただきます。消炎鎮痛剤や抗生物質をお渡ししますので、帰宅後にお飲み下さい。